少し遅めにPS2を買って、最初にプレイしたのは「鬼武者」でした。
オープニングが綺麗でカッコよくて、うわー、これがPS2! と感動したものです。
その鬼武者が一段落ついた頃、DMCの発売を知りました。
スタイリッシュ?
鬼武者と同じ会社で同じアクションでしょ? 何が違うの?
あ、でもダンテって名前カッコいい。
悪魔に剣って、ちょっとファンタジーっぽいかも。

他に欲しいゲームもなかったので買ってみました。

プレイを始めての最初の感想。
……OPムービーがない。
鬼武者みたいなドラマティックなOPがあるかなと期待していたので少々がっかり。
それからトリッシュの事務所乱入とダンテの少し荒っぽいセリフに「意外に現代?」みたいな。
ほら、ファンタジー色が入ってると思ってたから(笑)。

そしてまさに胸を撃ち抜かれたのが戦闘開始の直後。
なに、この音楽!?
だって、それまでお城とかの背景に合わせたようなちょっと不気味っぽい音楽だったのに、それが戦闘が始まるやいなやガンガンのロックだよ!?
なんだなんだ? と思ったけどとにかく敵を倒さないといけない。
まだ操作もよく理解できていなかったけど、とりあえず剣をブンブン、銃をガンガン。
でもそのうち、背後の音楽がものすごく気持ちよく感じることに気づきました。
激しい音楽に乗って戦ってる自分がやたらカッコよく思えたりして。
……実際は相当なヘタレプレイでしたが。

溜息出たのは、銃を撃ちながら後ろに下がるとステップを踏む感じでぽんぽんと動いていくこと。
いやー、これカッコいいっ!!
剣の方が早く倒せると分かっていても、ついついこのバックステップが見たくて銃ばっかり使っていました。

この段階で既にDMCに取り憑かれていたんだと思います。

そしてもう一つの要因が「ダンテ」という名前。
学生の頃からダンテの『神曲』が大好きで、とくに地獄編ばかりをドレの挿絵とともに何度も何度も読み返していました。
なんかね、ドレの挿絵とDMCの世界観がダブる感じ?
後で知ったことですが、ダンテっていう名前も神曲から取ったみたい?
あまり雑誌とか買わない方なのでそういった製作者サイドの話はほとんど知らなかったのですが、最近になって聞きました。
3で「バージル」という名前が出た時に、もしや? とは思ったのですが……。

とにかく初代DMCは「すごい! カッコいい!」と、かなり私的には衝撃を受けたゲームでした。

そして4の発売でDMC熱が再燃してしまい、久しぶりに押入れから1を引っ張りだしてきてリプレイ。
今改めてプレイしてみると、4作品の中では一番カッコいいと思います。
当然なんだけど3や4に比べるとムービーも少ないし武器もシステムもシンプル。
だから余計にカッコいいと感じるのかなぁ。
骨太って感じ?

あの頃からもっと真面目に(?)プレイしていれば、今頃はもっと上手にダンテを動かせてあげられたかもしれないな……。