DMC大好きを公言していたにも関わらず、実は3をクリアしたのは去年(2008年)の12月でした。
もちろん発売当時に予約して2のときと同様、当日は仕事まで休みにして買いに行きました。
そして家に帰ってさっそく最初の双子の戦うシーンから期待大!
どんなストーリーになるんだろう? とドキドキ。

なのに。
いきなり戸惑いの渦に突き落とされました。

え、なに、このダンテ?
カッコいいとかスタイリッシュっていうよりは、ただのいきがった若造じゃん?
しかもくしゃみで事務所崩壊って……、これがスタイリッシュ?
えー??? 1と2のダンテはどこいっちゃったの?
そりゃ一番若いダンテだって分かってるけど、でもさぁー。

正直、落ち込みました。
1と2をプレイして、どっちのダンテもすごくカッコいいと思ってました。
だからその路線を期待していたのに、なんか違う。
ミサイルにのってはしゃぐシーンとかもね、初めて見たときはなんだこりゃ、って。
でも救いはバージルがカッコよかったことかな。
だけど……。
だめでした。
ダンテのやんちゃぶりについていけなくて、確かミッション4か5あたりでプレイ中断。
しばらく放置となりました。

そして身内がSEを買ってきたのを機に、データを借りて今度はバージルでプレイ。
でも本編をプレイしていないのにこんなことしていいのかと後ろめたい気がしたのと、他にプレイ中のゲームがあったことで結局中断。
そのままPS3とDMC4の発売まで放置状態でした。

そして2008年秋。
クリスマスにはPS3を買うことを決定。
基本的にハードは発売後しばらく様子を見ることにしているので。
そこで「やっぱり3をやらないまま4はないよなぁ」と。
少々気が乗らないながらも3をリプレイ。
でもやっぱり途中で手が止まっちゃう。

そうこうしているうちに12月到来。
結局3をクリアしなまま、まあ内容は知ってるからいいかと4をプレイしてしまいました。
でもここで不思議な現象が起きます。
4のダンテをプレイしていたら、急に3のダンテが可愛く思えてきたのです。
「あれ? なんか3をプレイしたいかも?」って感じで4を中断して3をプレイ。

え? なに? ちょっとダンテ可愛い?
あれ? なんでなんで?

本当に不思議なことに「こんなのダンテじゃない!」と思っていたはずなのに、何故か異様にカッコ可愛く思えるのです。
スイッチ入っちゃった感じ?
その後はもう怒涛のように進めました。
結果……。
今までの中でも最高のストーリーに大泣き!
バージル!!
最後、魔帝に挑んでいくバージルがどうしようもなく切ない。
この後どうなるか分かってるし。

自ら魔界に落ちたラストはまた別の機会に語るとして。
とにかく、どうしてもっと早くプレイしていなかったのかと大いに自分を責めまくりました。
そしてエピローグ、1の服を着たダンテに目眩、机の上の手袋に涙……。
1、2、そして4のダンテはこんな過去を背負っていたのですね。

1に続くラスト、切なかったです。
4作品の中ではダントツにストーリー性があってアクションよりそっちがメインって感じでした。
1も確かに切ないんだけど、ちょっと唐突というかバージルの存在に「え?」と戸惑うところもあったのです。
というか、最初はバージルがダンテのお兄さんだって理解できなかった(笑)。
殺されたんじゃなかったの? え? 生きてるの? 別人?? みたいな。
そのへんがはっきりしなかったので、1プレイ当時はバージルとのことより、むしろラストの地下でトリッシュと最期を覚悟したあたりが萌えどころでした。
これは3をプレイしたら絶対に1をリプレイするべきですよね。
それで初めて1を理解できた感じがします。

とにかく、今は3が大好きです!