今日、新潮文庫のコラボカバー6冊セットがきて文アル関連本が揃いました。
画面の中だけでなく、こうして手に取ることができるのは嬉しいです。
こういうの、どんどんやってほしいなあ。
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でも、その前に。
期間限定召装「烏ノ湯浴ミ」
今回の衣装は太宰治と織田作之助の湯上り衣装と坂口安吾の限定召装。
本当は芥川がくるまで石は大事にとっておこうと思っていたのですが。
眼鏡を外した坂口安吾が予想以上に可愛くて、つい……。
いや、最初は「だれ?」って思ってしまいましたがw
とりあえず10連できるだけはたまっていたし。
今10連やると「斜陽ノ閃光―太宰治」がもらえるということで。
次のイベントで使えるんだよね?
で、10連の結果
でたあああああ。
安吾きたああああああああ。
ありがとうございます。
というわけで、文学全集に「堕落論」が載っていたので読んでしまいました。
さて。
その文学全集を始めとする本が揃いました。
『「文豪とアルケミスト」文学全集』
装丁が美しいですよねぇ……。
そのカバーを外すと表紙はがらっと雰囲気が変わって赤がメインになっている。
そしてこれは金色?(銀?)のはなぎれ。
(背表紙の内側にチラっと見えている部分のこと)
本が大好きで、十数年本に携わる仕事をしていたので今でもそういうところに目がいってしまいます。
やっぱりいいなあ。
文庫も手軽だしお風呂で読めるので好きですが、やっぱりこういう「本」っていう本はいいですね。
文アルとのコラボでこんな本が出るってことが本当に嬉しいです。
そして内容は。
文豪たちのリアルな素顔と関係性、ということで。
芥川と漱石の書簡は以前にも読んだことはあったのですが、改めて読むとなんかやっぱり微笑ましい感じです。
漱石の手紙にある(この本でいうと14ページの冒頭から)「勉強をしますか。何か書きますか」から始まるくだりがものすごく好きでした。
今読んでもちょっと涙目になりそうなくらい好きです。
ほんとに「先生」って感じですよね。
そしてもう一つ。
ものすっごく嬉しかったのが……
泉鏡花の「外科室」!
あああああ、これ大好きなんですー!
学生時代に授業で読む必要があって、ちょっとめんどくさいな、でも短そうかな?
なんて思いつつ読んでみたら。
読み終わって「ふぁああああああ」ってなりました。
語彙が少なくてすいません。
映画にもなってます。
時間的にも短かったしセリフもあまりなくて、どちらかと言えば映像美を堪能するって感じだったような気がします。
太宰治と谷崎潤一郎に関しては。
一応、代表作と言われるものは昔読んだはずですが。
一度読んで読み返すこともなかったのでかなりいろいろ忘れています。
「人間失格」は集英社から漫画家とのコラボカバーが出たときに買って読み直したかな。
文アルが始まってからも一度読み返しましたけど、んー、歳をとって何か印象変わるかなと思ったのですが……やっぱり「ん?」って感じでした。
谷崎潤一郎もそんな感じで、読み返すことなくきてしまいました。
詩歌はもともと読んでいませんでした。
ただ、中原中也の2時間ドラマがあって(確か三上博史が中也役)、それをきっかけに「汚れちまった悲しみに」を読んだくらい。
好き嫌いっていうのがあるわけではないのですが。
やっぱり一度読んであまりピンとこない作家はその後も読まなくなってしまう感じですね。
でも、これもいい機会です。
改めてゆっくり読んでみようと思います。
太宰、坂口、織田の座談会は面白かったです^^
シリアルコードは「猫柄の壁紙」
かわいい。
「帝國図書館極秘資料集 文豪とアルケミスト1周年記念読本」
極秘資料集、ということで。
なんかものすごく期待していたのですが、極秘ってほどのこともなかったような?
キャラの初期設定から現在のものに決まるまでの段階とか見せてほしかったなあ。
試行錯誤したラフ画像みたいなものとか?
でも楽しかったです。
衣装や立ち絵に関しての一言は嬉しかったですね。
開花の衣装は私的にはネタバレだったので、ちょっと見たくなかったの半分、でも見られて嬉しいの半分って感じでした。
開花は能力優先にしちゃって声と衣装を解放してるのは芥川と菊池だけなので。
館長のエプロン姿もいい。
背景画にはお正月の図書館やエイプリルフールの差し押さえられた図書館も載っていて、その頃にプレイしていなかった人には嬉しいんじゃないかなあ。
差し押さえには笑いましたよね。
どうせなら帝国図書館の新聞も載せてほしかった。
館長の部屋もいいよね。
コンセプトアートもすごくよかった!
インタビューによると文豪たちもそれぞれ個室を持っているそうで。
あああ、それ見てみたい!
ぜったい見てみたい!
そして侵蝕者のページ。
これは見たかった!
きっと待ち望んでいた人も多かったよね。
それぞれどんな経緯で侵蝕者になったのか、どんな負の精神からできているのか。
そういうのが詳しく書かれていましたね。
思えば初めて侵蝕者と戦った時、そのネーミングに唸ってしまいました。
不調の獣、伝わらぬ洋墨、纏まらぬ洋墨、嫉妬心……
わかるー、すっごいわかるー!
このゲームの敵は最高だね!
それから最後の方には雑誌に掲載されていた文豪へのインタビューや文豪の手引きなどが再掲されています。
雑誌を買わない私にはこういうのはホントありがたいです。
制作者のインタビューでは、今後のことが言及されていたりして。
アニメ化や舞台かができたらいいなとか、もっと文学館とのコラボもできたらとか。
新たに築かれる文豪同士の関係性とか見てみたいですよね。
できれば小説で読んでみたい。
アンソロって形じゃなくて、ちゃんとした作家さんが書いた一冊の本をがっつり読んでみたいです。
(ちゃんとした作家さん、って言い方も失礼かな。ごめんなさい)
館長の過去にも触れるかもとか、すっごい期待してしまいます。
誰のインタビューだったかな。
図書館に来た一般の人が、それとは知らず文豪とすれ違っていたりする、みたいなのがありましたよね。
それいいなあ、って。
なんかそういう日常をもっと見てみたいですよね。
今後に期待です。
あ、今回もカバーをめくってみたのですが。
キャラブックみたいなものはなかったですね。
またキャラがずらっと並ぶとかしてるかなと思ったのですが。
シリアルコードは「ヌイグルミたちのソファ」
それぞれ商品化してください。
「文豪とアルケミスト」LIMITED EDITON
インスタ映えを狙ってみました。
いつかこんな感じで文庫版が出たらいいな、なんて思っていたのが現実になって嬉しいです。
欲を言えば、どうせなら既存の立ち絵じゃなくて描き下ろしだったらもっと嬉しかったなあ。
これが好評だったら他の文豪の本も出たりしませんかね?
コラボカバーをめくると別のカバーもあります。
これが今の新潮文庫の表紙なのかな?
河童かわいい。
ちなみに芥川作品では「河童」が一番好きです。
この中で持っていないのは「萩原朔太郎詩集」と「堕落論」です。
んー、詩は分からないって先入観(?)があるので、あえて朔太郎から読んでみようかな。
ちなみに。
以前、集英社から出ていた漫画家とのコラボカバー本。
他にもありましたが、表紙が気に入って5冊買いました。
4冊しか映っていないのは漱石の「こころ」が行方不明なのです。
こうして同じ本が増えていくんですよね。
やっぱり「本」はいいです。
手に取って重さを感じられるし紙の色も質もそれぞれだし。
なによりページをめくる感覚と音がいい!
話はずれますが。
昔の活版印刷とかいいですよね。
なんていうか、並んでいる文字に味がある気がします。
今はオフセット印刷がほとんどでしょうけど、活版印刷と比べるとのっぺらぼう的な感じ?
先輩社員さんから以前使っていた「活字」を見せてもらった時は興奮しましたね。
私が入社したときは既にDTPが広がり始めていた頃だったので。
かつて活字を並べる植字工をしていた人の話を聞くのもすごく興味深かったです。
ほんと、関係ない話ですいません。
「文豪とアルケミスト」も一周年。
これからもこういうコラボが増えてくれるといいですね。
期待したいです。